アフリカンビジネス
「三方良し」の精神でバオバブの製品化を図る
1、目的は・・・
事業に拘る人の収入向上及び生活の安定を図りたい。
教育、医療、人権保護の向上と社会還元を図りたい。
使用者の健康と環境の向上をとおしてアフリカのイメージアップを図りたい。
なぜバオバブの加工なのか・・・
バオバブは多くの製品にできる潜在的可能性があります。
殻は砕いて活性炭
果実はジュースやジャム
種は飲料
油は食用や化粧品
葉は調味料、健康食品
バオバブ加工の潜在性は余すところが無いくらいです
1)バオバブの特徴・・・
果実はヘチマのように垂れ下がり、堅く、果肉は食用・調味料とされ、セネガルでは「サルのパン」と呼ばれ、ビタミンCがオレンジより多く、カルシウムも牛乳より多いと言われます。さらに種子からは油が採集でき、若葉を野菜として利用します。
2)果実の殻
・バオバブの殻をローストして作る活性炭は、脱臭剤や細菌を取り除くためのフィルターとして、また砕いた殻を断熱材や防音材として加工することもできます。
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特に注目しているのは、バオバブの殻を活性炭にして粒状に砕いたものを混ぜ土壌改良剤として使うことができ、殻は保水性があると同時に腐食が遅く、土との間に隙間を作り空気を取り込み、バクテリアの繁殖を促進させる働きをします。
3)果肉
スーパーフルーツとしてビタミン、ミネラルなどの栄養価が高いことで有名です。第一次世界大戦中には、ドイツやイギリスの軍隊では、ベイキングパウダーに加えて使い、果肉に含有されるビタミンC は、インド洋沿岸では壊血病にも有効であり、貴重な食料であるため西海岸ではバオバブフルーツによって多くの命が救われたという逸話も残されています。
4)種子
種も栄養があり、プロテインとカリウムが豊富に含まれているため、加熱したり、発酵することによって、コーヒーのように使われたり、料理のフレーバーとしても利用され、食用油としても価値があります。
5)バオバブオイル
種から抽出するオイルは、保湿成分のオレイン酸が30%、アンチエイジング効果があるパルミチン酸が23%も含まれた天然オイルで、化粧用として髪の毛のケアからかかとまで、全身に使え、洗顔後の乳液や化粧水代わりにもなります。
黄金色の未精製油で、浸透性が高く、伸びが良いのが特徴で、香りは無臭に近い重めの油なので手作りコスメにも向いています。
3、ダイエット、便秘改善に −食物繊維の力−
バオバブフルーツの乾燥果肉には、22.54%の水溶性食物繊維と22.04%の不溶性食物繊維が含まれています。100gあたりでは、約45gの食物繊維が含まれており、高い含有率になります。
4、バオバブフルーツの抗酸化力
バオバブフルーツには、抗酸化物質であるポリフェノールやビタミンC が豊富に含まれています。含有されているビタミンC は、オレンジの約6倍といわれています。また抗酸化力の指標とされるORAC 値はクランベリー、ブルーベリー、ブラックベリーを超える数値を示しています。
5、ビタミン・ミネラル等が豊富
バオバブフルーツには、ビタミン、ミネラルなど自然の恵みであるフルーツから摂取できる栄養素が豊富に含まれています。
6、バオバブ製品の流通と販売の提案
1)バオバブ製品開発部門の創設
バオバブ製品を取り扱う企画部門を設立し、バオバブの原料を取り扱い他のメーカーとのコラボレーションで製品を生産します。
建材加工会社からはバオバブ活性炭を使った消臭剤やフィルター、防音断熱材。
食品メーカーからは果実で作るクッキーや健康飲料、バオバブスイーツ。
製油会社からは種から作る食用オイル。
化粧品会社からはクリーム、石鹸。
健康食品メーカーからは、葉から作るバオバブティーやバオバブソース、幹皮から作る整腸剤など。
このほか多様な製品開発が可能なので、マーケットを広げていく潜在性は無限と言っても過言ではありません。
2)バオバブ販売チャンネルの設置
小売販売の端末ショップでバオバブ製品はもとより、健康をテーマとする食品や健康器具を扱い、使用法の説明と効果をアピールします。
バオバブをモチーフとして赤(清い血)、黄(輝く太陽)、緑(緑の大地)のアフリカンカラーを取り入れたロゴマークは、他の色々なマークと比べても一段と目立つことは間違いありません。
店舗を構える必要は無く、インターネット販売はもとより、コンビニエンスストア、薬品スーパーや健康センター、ショッピングモールに委託し、店のコーナーに小規模なブースとDVD端末を設置し、小売商品以外はインターネット販売でランニングコストの低減をはかります。
7、製品化による人々への影響
8、課題
1)加工工場の必要性
また、原料を供給している人たちは加工工場がないために製品化までの過程を実感せずに原料だけの係わりしか持てず向上意欲が持てないことも要因です。
2)労働者の健康と仕事に対する取り組み方
大部分の人たちは農業による自給自足に近い生活をしているのが現状で、環境による作物の収穫も不安定なために現金収入も向上していません。
不安定な現金収入は特に女性や子供に影響が及び、栄養不足、医療衛生、教育などに深刻な問題を引き起こし、なかなか改善されません。
3)クオリティー
知識不足や責任感の欠如により原料を収集する過程に於いて不純物が多く混在してしまうことが多いことや時間、資源などを有効に使うことが乏しいことも原因の一つです。
9、対策
1)家内職場の必要性
製品を加工する上に於いて全て大きな工場で処理するのではなく、コスト削減と自営の意識向上のために家内職場を設置し、登録制を施してある程度の衛生環境が整えば、かつて日本でも盛んに行われた内職のように、自宅でも出来る作業は自宅で行うことが必要で、そのために指導員による一貫した職業訓練や安全衛生教育を行うことが重要です。
2)労働者の健康と仕事に対する取り組み方
こまめな訪問指導による各家内職場の管理と指導をすることにより、現場の状況の掌握とコミュニケーションが取りやすくなる他、仕事を通じて資源や時間の有効利用や他の事業所との比較が可能になり仕事に対する責任と品質向上の意欲や結束力を高めることができます。
3)製品の衛生管理
加工工場は収集された半加工原料を、それぞれ目的別に加工、完全衛生処理を施して製品化します。
4)一次加工工場の建設
バオバブの一次加工に必要な施設は、次のような作業ができる設備が必要です。
① 実を洗浄する。
② 実を砕く
③ 殻を梱包する→一次加工(殻を粉砕)
・二次加工(活性炭、防音材、断熱材、圧縮パネル建材の原料)
④ 中の果実と種を分ける
⑤ 果実を精製し梱包する
・二次加工(ジャム、ジュース用原料)
⑥ 種を洗浄する→一次加工(搾油)
・二次加工(食用、化粧品用原料)
5)事業メリットは・・・・
物質資源と人的資源が安価なこと
まだバオバブ製品が市場に多く出回っていないために競合が少なく市場に潜在的な可能性が大きいこと
設備投資が少なくて済むことで初期投資の回収が早期にできること
このメリットを効果的に活用することにより、市場を独占的に占める可能性があります。
10、プロジェクトの意義
石油や石炭などの鉱物資源が、いつかは枯渇してしまうのに対し、植物であるバオバブは切らない限り植林をして永遠に原料を供給できます。つまり、現地の人々が、身近にある原料を使い、加工することで、アフリカから世界に発信することに大きな意味があります。
このプロジェクトは、単に一商品の開発と言うことではなく、それに伴い多くの人たちとの幸せを分かち合うためのプロジェクトでなければならないし、それで無ければ、いつかは魅力が失せて飽きられ、忘れられて行ってしまうのではないのでしょうか。
原料を作る人から商品を使う末端の人の幸せを願い、そして幸せがあってこそ意味のある商品や意義のある事業があり、延いては良い社会があることを念頭に構想を描いたのが、この「バオバブプロジェクト」です。
11、なぜブルキナファソか・・・
第一の理由は安全性です。
ブルキナファソは創設以来、国内の紛争はありません。
最近は軍の給料が支払われず一部の兵隊が抗議の騒ぎを起こし、また前大統領のブレイス・コンパオレの降職に際して住民が抗議のデモを開きましたがテロや民族の争いはありません。
第二の理由は収集しやすいことです。
ブルキナファソはコートジボアール、マリ、ニジェール、トーゴ、ベニン、ガーナの6カ国の中心にあり幹線道路やコートジボアールのアビジャンまで鉄道がありますので輸出もしやすいことです。
12、日本の伝統商法の伝達
かつて日本の商業を築いた近江商人の「三方良し」の精神は多くの人々に幸福をもたらしました。
これがブルキナファソで実現出来れば元来の温厚で情の深いブルキナファソの人々の気質と相まって、これからの未来により良い社会が実現していく一助となることは明確です。
正にバオバブの活用プロジェクトは、身近なところから大きな成長が見込め、そして次世代にもつなげていける事業であり皆が共に成長していける画期的なものであります。
13、「三方良し」の意味
「利によりて行えば、怨み多し」・・・自分が得することばかりを考えておこなうと、人からうらまれることが多い、ということです。
同じようなことを違う角度から言ったのが「三方良し」の教えです。
『三方よし』とは「売り手よし 買い手よし 世間よし」という、近江商人の言葉です。
「近江商人」とは、近江(現在の滋賀県近江八幡市、東近江市、高島市など)を本拠としながら、他国へ行商した商人のことです。
近江商人の流れを汲む企業としては、いまの伊藤忠商事、丸紅、大丸、高島屋、日清紡、日本生命、ヤンマーなどがあります。
近江商人の商いは、他の地域に近江の織物などを運んでいって行商をはじめ、やがてその地域でお店を開店する方式でした。
その商才をねたんで、他の商売人から「近江泥棒」などと言われたりもしました。このため、旅先のその地域の人々の信頼を得ることが何より大切でした。
そのための商いの心得として説かれたのが、売り手よし、買い手よし、世間よしの「三方よし」です。
売り手は、利益を得てよし
買い手は、よい商品を得てよし
そして・・その商いによって社会のためなることを「世間よし」としています。
すなわち、短期的な利益を追ったり、過大な利益を得たり、自分の利益を優先するような考え方では、末永く商いは続けられない、商いを通じて世の中に貢献してこそ、地域の人に喜ばれ、結果として商いも発展していくという考え方です。
日本独自の商法の伝達
一つのもの作りは人づくりでもあるようにも思います。
なぜなら日本人が昔から培ってきた多くの地場産業の技術、技法は人の規範となることも少なくないからです。
単なる成果主義、競争主義ではなく、このプロジェクトは良き日本商法をもとに地域浮上の先駆けとしてアフリカのブルキナファソに根付かせることです。
このプロジェクトが成功し、ほかの国でもバオバブが生息していれば実現できる可能性があります。
14、自国の資源で自国民が作る
バオバブの木は万能薬でもあり神聖でもあり長寿の木として現地の人々に崇められていて木材としてつかわれることが無い故に樹齢は六千年~七千年と言われますが、子から孫、その先の世代までバオバブはアフリカに生息していくことでしょう。
バオバブは乱獲をしない限り永遠の資源として人々に恵みを与えてくれるはずです。
私たちはこのプロジェクトは政治や宗教を超えてバオバブがもたらす資源からの恵みを、今だからこそ平和の象徴としてより良く、そしてより多くの人たちと分かち合うことが使命ではないかと考えます。
15、アフリカの古い習慣から脱却と改善を支援する
もうひとつの重要な目的は、アフリカに今なお根付いている女子割礼、男尊女卑、強制結婚などのジェンダーの問題や栄養失調、子供の就学、孤児などの問題の解決に対する助力になるとともに、バオバブ製品を第2のシアバターとして世界の目をアフリカに向けさせることにより、これまで閉鎖的なるが故の習慣が改善されていくことにあります。
改善するには、産業を作り仕事を共有し、学校教育や職業訓練を充実させて共生し、皆で繁栄するというアイデンティティー作りを支援し共助して行くことこそ、これからのアフリカを延いては世界の平和と発展に導く大きな原動力となっていくことに違いありません。
16、アフリカの象徴でもある「バオバブ」がもたらす幸福
そのためには、まず小さな成功例を作り大きく発展させることが重要と考えます。
このプロジェクトが成功し、バオバブの生息地でもあるブルキナファソに新たな産業が実現すれば、これから世界の人々の健康と同時にブルキナファソ住民の生活改善がなされていくという意味において、大きな意義と経験と自信につながっていくことになることでしょう。
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